「エリオット波動って何ですか?」
「順張り手法で確実なエントリーポイントを知りたい!」
「トレンド相場で期待値の高いエントリーポイントを探すには?」
前回、トレンド相場の見極め方について解説した記事をアップロードしたところ、反響がとても多かったので、今回も引き続きトレンド相場のサインについて解説します!
順張り手法公開!エリオット波動を使ってバイナリーオプションを攻略
今回は、トレンドの継続とトレンドの終了を表す「エリオット波動」について解説します。
エリオット波動をマスターすることで、順張り手法でエントリーするときの、エントリーポイントの期待値を上げることができます。
では、エリオット波動とはいったいどんなものなのかについてご説明します!
本記事の内容は以下のとおりです。
- エリオット波動とは何か
- エリオット波動がしめす5つの波動
- エリオット波動を見つけやすくする方法
- エリオット波動を使ったバイナリーオプションのエントリーサイン
本記事を最後まで読むことで、エリオット波動について理解ができ、結果的に順張りでのエントリーがよりカンタンになりますので、ぜひ最後までお読みください!
エリオット波動ってなに?
エリオット波動とは、アメリカで活躍した株式のアナリスト、ラルフ・ネルソン・エリオットによって編み出された相場分析理論です。
エリオット波動は、欧米をはじめとして多くの世界中のトレーダーに信奉者がいる相場分析方法です。
エリオット波動をカンタンに説明すると、「相場にはサイクルがあり、値動きには一定のリズムがある」という理論で、値動きの中には「上昇→下降」の波が一定の規則性があることが発見されました。
これが、エリオット波動の基本的な考え方で「上昇5波・下降3波」という値動きの周期を表しています。
つまり、上昇トレンド時のエリオット波動は「上昇→下落→上昇→下落→上昇」といった5つの波動からできていて、そのあとに「下落→上昇→下落」という3つの波動による調整相場が続きます。
エリオット波動がしめす5つの波動
上昇トレンド時のエリオット波動には、「上昇→下落→上昇→下落→上昇」といった5つの波動があると先述しました。
このセクションでは、エリオット波動の5波がそれぞれどのような特徴があるのかについて解説します!
エリオット波動:第1波
エリオット波動の第1波は、トレンドが発生したポイントになります。
エリオット波動の第1波では、じわじわと相場が推移していき、だんだんとトレンドの方向性が明らかになっていきます。
エリオット波動:第2波
エリオット波動の第2波は、第1波の値動きの大半を打ち消す、反対方向への値動きが強くなります。
エリオット波動の第2波では、出来高が低下することによって収束していきます。
エリオット波動:第3波
エリオット波動の第3波は、エリオット波動の5つの波動の中で一番強く長い値動きになります。
エリオット波動の第3波が発生した相場では、その方向にトレンドがしばらく続くことを意味しています。
エリオット波動:第4波
エリオット波動の第4波は、値動きが乱降下する複雑な値動きになりやすいです。
エリオット波動の第4波では、高値持ち合いに近い値動きとなるため、基本的にエントリーは見送るポイントになります。
エリオット波動:第5波
エリオット波動の第5波は、トレンドの終わりを示唆する波動です。
エリオット波動の第5波で付けた高値を更新できず、ダブルトップが出現した場合、そのあと「下落→上昇→下落」という3つの波動による調整相場が続いていきます。
ただ、エリオット波動の第5波では、かなりのスピードを持ったバブル的な急騰を見せる場合もありますので、そのあとどのような値動きになるか注意が必要になります。
エリオット波動の3つの基本原則
エリオット波動は偶然発生するものではなく、3つの基本原則からエリオット波動の完成を判断することができます。
エリオット波動を表す3つの基本原則は以下のとおりです。
- 基本原則1:エリオット波動第3波は、第1、3、5波の中で一番短くなることはない
- 基本原則2:エリオット波動第2波は、第1波の値幅を超える下落(上昇)はしない
- 基本原則3:エリオット波動第4波は、第1波の高値を割り込むことはない
これら3つの基本原則を満たすことで、エリオット波動が完成しますので、必ず覚えましょう!
エリオット波動の基本原則1
上のチャート画面をご覧いただくと、エリオット波動では、基本的に第3波の波動が第1、3、5波の中で最も長く勢いの強い波動になります。
もし、エリオット波動第3波が第1、3、5波の中で一番短くなった場合、エリオット波動の理論に当てはまりませんので、必ずエリオット波動を見極めるときは、第3波の長さを確認しましょう!
エリオット波動の基本原則2
上のチャート画面をご覧いただくと、エリオット波動第2波は、第1波で上昇(下落)した値幅よりも、下落(上昇)していくことはありません。
もし、第1波で上昇した値幅よりも下落(上昇)してしまった場合、エリオット波動完成にはなりませんので、第2波にも注意してエリオット波動を見極めましょう!
エリオット波動の基本原則3
上のチャート画面では第1波の安値を突き抜けてしまっていますが、基本的にエリオット波動第4波の下落(上昇)は、第1波でつけた高値(安値)を割り込むことはありません。
第4波では第1波でつけた高値がサポートラインとなって、第5波へと転換する傾向が強いです。
ですので、第4波で第1波の高値を割り込んでしまった場合には、トレンド転換を考える必要があります。
エリオット波動を見つけやすくする方法:フィボナッチ
エリオット波動とフィボナッチは深い関係性があり、フィボナッチをトレンド相場に引くことで、エリオット波動をカンタンに発見することができます。
上のチャートでは、エリオット波動第1波のスタート地点から、高値にフィボナッチを引いています。
そのあと、第2波がフィボナッチの38.2%まで落ちてきましたが、ラインに触れて反転し、第3波へと転換しています。
また、第4波が第1波の高値に下から支えられて第5波へと転換しています。
このように、フィボナッチを使うことで、エリオット波動を見つけやすくなりますので、ぜひフィボナッチの使い方もあわせてマスターしましょう!
エリオット波動を使ったバイナリーオプションのエントリーサイン
では、エリオット波動を使ったバイナリーオプションの取引手法について解説します!
今回は、ユーロドルの5分足に以下のインジケーターを設定してご説明します!
- GMMA
- MACD
では、実際のチャート画面を見ながらご説明していきます!
フィボナッチを引いてエリオット波動の3波目か5波目を狙おう!
まずはじめに、①GMMAの短期選グループと長期線グループの幅が開いていることを確認します。
つぎに、②MACDがGMMAと同じ方向に向いているかを確認します。
①②から、トレンドの方向性と勢いの強さが確認できましたら、③トレンドが発生しているポイントにフィボナッチを引きます。
③で引いたフィボナッチから、④第2波になり得るポイントを確認します。
④で確認した第2波が終了した時点で、⑤第3波目の開始地点でエントリーします。
また、エリオット波動は何度も上下を繰り返しながら1つの波動が繰り返されるため、⑤のエントリーポイントは、フィボナッチの38.2%や23.6%での反発を狙うようにしましょう!
まとめ
今回は、エリオット波動について解説しました!
エリオット波動を極めることができれば、順張りエントリーのときに力強い根拠になります!
また、エリオット波動とフィボナッチをあわせて覚えることで、よりレベルの高いテクニカル分析ができるようになりますので、ぜひセットで覚えましょう!
下記の記事では、バイナリーオプションの予測を立てる方法について解説しています!
ぜひ、今回覚えたエリオット波動を使った、バイナリーオプションで勝つための予測を立てるためにご活用ください!
→予測次第でこんなに違う!バイナリーオプション攻略への近道とは?
では、また次回の記事でお会いしましょう!