第7回となるおすすめインジケーターシリーズ。
今回は少し、変わったインジケーターをご紹介いたします。
「パラボリックSAR」と聞いて、ご存知の方はさほど多くないと思います。
しかし、MT4にはすでにデフォルトで入っているインジケーターで、トレンドの終わりを示唆するインジケーターになります。
これまで紹介してきたトレンド系のインジケーターはトレンドが発生したところを見つけるものでしたが、パラボリックはその逆になります。
下降トレンド中はローソク足の上に点線が表示され、トレンドが転換して上昇トレンドになったらローソク足の下に点線が表示されます。
チャートを見ていただくと、下げている間はローソク足の上に点々があり、上げ始めると点線がローソク足の下に表示されています。
パラボリックSARの設定方法
まず、右上のインジケーターリストをクリックします。
トレンドの欄にカーソルを合わせるとメニューが出てきますので、「Parabolic SAR」をクリックします。
そうしますと、上のような画面が出てきますので、初期設定値のまま「OK」をクリックしてください。
そうしますと、上のような画面になります。
これで設定完了です。
パラボリックSARの使い方
パラボリックのすごいところは、シンプルで分かりやすいところです。
初心者でもわかりやすく、簡単に使いこなすことが出来ます。
点線がローソク足の下に表示されたらHighエントリーのシグナルです。
点線がローソク足の上に表示されたらLowエントリーのシグナルです。
点線のドットが3つ表示されたらトレンド転換確定とするのが一般的です。
ドットが1つ表示されただけで判断すると、だましに逢うことが多いからです。
パラボリックはトレンドが出ている状況で威力を発揮します。
上の画像は上昇トレンドが続いている状況です。
注意していただきたいのは、点々が3つ出るまではトレンド転換が確定しないということです。
このチャートでも、上昇がすこし弱まったところでパラボリックの点が1つ~3つローソク足の上に出ることがあります。
他のテクニカル指標も同じですが、テクニカル指標のトレンド転換シグナルは遅れて出ます。
このシグナルをエントリーに使う場合には注意が必要です。
パラボリックの反転のシグナルを確認したあと、1つ下の時間軸にチャートを切り替えて押し目や戻しを狙うのは良い方法です。
そうすることでリスクを低くしてエントリーすることができるかもしれないからです。
先程のチャートだと、一番右でちょうどパラボリックの点が、3つローソク足の下に出ていますので、Lowエントリーのシグナルではあります。
しかし相場環境が明確な上昇トレンドですから、Lowエントリーをするわけにはいきません。
仮にこの価格帯がレジスタンスラインだとして、ここで囲うトレンドに転換するという読みがあるならLowエントリーを狙っても良いでしょう。
その場合でもひとつ下の時間軸でLowエントリーのシグナルを見極めるべきです。
まとめ
パラボリックは最もシンプルなテクニカル指標のひとつです。
- 点線がローソク足の下に表示されたらHighエントリーのシグナル
- 点線がローソク足の上に表示されたらLowエントリーのシグナル
- 点線のドットが3つ表示されたらトレンド転換確定とするのが一般的
パラボリックは遅れてシグナルが出るタイプのテクニカル。
パラボリックのシグナルが点灯した後、エントリーには下の時間軸のチャートを使うのがおすすめの方法です。
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