こんにちは！
「酒田五法ってどんなテクニカル分析なの？」
「酒田五法のパターンを知りたい！」
「バイナリーオプションでの酒田五法の活用方法は？」
FXやバイナリーオプションで、ローソク足の分析方法といえば酒田五法。
今回は、酒田五法とはどんな分析方法なのかについて解説していきます！
バイナリーオプションを酒田五法で攻略【絶対に覚えるべき！】
FXやバイナリーオプションのテクニカル分析を学ばれている方は、酒田五法について一度は耳にしたことがあるかもしれません。
酒田五法とは一体どんな分析方法なのか、今回は酒田五法について解説していきます！
今回の内容は下記の通りです。
- 酒田五法とは何か
- 酒田五法の5つの相場パターン
- 酒田五法の注意点
酒田五法はどんな相場分析方法なのか、バイナリーオプションにどのように活用するかについて、さっそく解説していきます！
酒田五法とはどんな相場分析方法？
酒田五法とは、日本の江戸時代の米相場で活躍した本間宗久によって編み出された相場の分析方法です。
本間宗久は、現在の山形県酒田市周辺の大地主であったことから、彼のローソク足を使ったチャート分析方法を酒田五法といいます。
酒田五法は、下記の5つのチャートパターンが基本となっています。
- 三山（さんざん）
- 三川（さんせん）
- 三空（さんくう）
- 三兵（さんぺい）
- 三法（さんぽう）
酒田五法の基本パターンは、チャートのフォーメーション分析や様々な複数足分析の土台になっていて、酒田五法をマスターできれば、バイナリーオプションの攻略に役立てることができます。
しっかりと、酒田五法の5つのチャートパターンを覚えましょう！
バイナリーオプション攻略！酒田五法の5つのチャートパターン
では、さっそくバイナリーオプションを攻略するために、酒田五法の5つのチャートパターンを覚えていきましょう！
酒田五法の5つの基本パターンは下記になります。
- 三山（さんざん）
- 三川（さんせん）
- 三空（さんくう）
- 三兵（さんぺい）
- 三法（さんぽう）
では、それぞれどのようなチャートパターンなのか見ていきましょう！
酒田五法の5つのチャートパターン①：三山（さんざん）
酒田五法5つのチャートパターンの1つ目は、「三山（さんざん）」です。
三山とは、「3回突破できなかった高値はもう突破はできないだろう」という予想の元で、相場の天井を見極めるパターン分析になります。
特に、三山の3つの山の真ん中が一番高いチャートパターンを三尊（さんぞん）といいます。
3つの山を結んだ線を天井（でんじょう）といい、「相場が天井を抜くことはもうないだろう」という分析から、バイナリーオプションではLowエントリーを入れる場面になります。
三山は、フォーメーション分析のヘッドアンドショルダーズトップであり、トリプルトップということもあります。
そもそもダブルトップというチャートパターンがあり、三山の出現数が少ないことから、2つの山でも天井になる確率は高いという考えから、ダブルトップの方が広く世界に広まっています。
ですので、上昇相場で3回山があったら天井と予測ができ、上昇相場で3回天井と思われる値段にコツンコツン当たるようであれば、上昇の限界（天井）に達したと言うサインになります。（つまりその後は、下落に転じます）
特に出来高が減少しているようであれば、典型的なLowエントリーのパターンです。
酒田五法の5つのチャートパターン②：三川（さんせん）
酒田五法5つのチャートパターンの2つ目は、「三川（さんせん）」です。三川は三山をひっくり返したような形から、逆三山（ぎゃくさんざん）とも呼ばれています。
三川は、「3回突破できなかった安値はもう突破できないだろう」という予測のもと相場の底を見極めるパターン分析です。
3つの安値を谷に例えて「谷には川が流れている」という考から、三川と名付けられました。
特に、3つの谷の真ん中の谷が一番低いパターンを特に逆三尊（ぎゃくさんぞん）と呼びます。
3つの谷を結んだ線を底（そこ）といい、「相場の底が抜けることはもうないだろう」という予想からHighエントリーを入れる場面になります。
三川は、フォーメーション分析のヘッドアンドショルダーズボトムであり、トリプルボトムということもあります。
そもそもダブルボトムは、三川の出現数が少ないことから、2つの谷でも底になる確率は高いという考えで広く世界に広まっています。
下落相場で3回底と思われる値段にコツンコツン当たるようであれば、下落の限界（底）に達したとサインになります。（つまりその後は、上昇に転じます）
特に出来高が上昇しているようであれば、こちらも典型的なHighエントリーのパターンになります。
酒田五法の5つのチャートパターン③：三空（さんくう）
酒田五法5つのチャートパターンの3つ目は、「三空（さんくう）」です。
三空の「空」とは、相場において窓を意味し、三空は相場の窓開けに焦点を当てたパターン分析です。
窓が開く理由は、突発的なニュースなどで、相場が混乱して動いたことを表しています。
窓開けが3回続けば、相場の混乱は行き過ぎであり「、逆張りのチャンスだ」という活用法になります。
順張りの活用法が多い酒田五法のなかで、「三空は明確な逆張り」という変わった性格をもっています。
三空のパターンを実際にバイナリーオプションで使うときは、十分な資金と気持ちの余裕をもっていることが大切です。
ですので、三空での逆張りをバイナリーオプションで狙う場合は、しっかりと資金管理やマインド管理などを徹底するようにしましょう！
三空の上げのパターン：三空踏み上げ
相場の高値圏で、4本の陽線と3つの上方向の窓が連続するパターンを、三空踏み上げ（さんくうふみあげ）といいます。
強烈な買い材料が出ていることが多いので、実際にバイナリーオプションでエントリーするのはかなり気が引けるものです。
ですが、勇気を出して逆張りでLowエントリーというパターンになります。
三空の下げのパターン：三空叩き込み
安値圏で、4本の陰線と3つの下方向の空が連続するパターンを、三空叩き込み（さんくうたたきこみ）といいます。
強烈な売り材料が出ていることが多いので、実際にバイナリーオプションでエントリーするのはかなり気が引けるものです。
ですが、勇気を出して「逆張りでHighエントリー」というパターンになります。
酒田五法の5つのチャートパターン④：三兵（さんぺい）
酒田五法5つのチャートパターンの4つ目は、「三兵（さんぺい）」です。
三兵とは連続する３本の陽線、あるいは陰線が続くパターンで、三空の窓がないパターンと覚えましょう！
三兵の上げのパターン：赤三兵
相場の底値圏（安値圏）で、3本の連続した陽線が出るパターンを「赤三兵（あかさんぺい）」といいます。
基本的に陽線は、白または赤でチャートに記入するのことからこの名前になっています。
陽線の基本的な考え方を理解していれば、底値圏で3本連続の陽線が出現するパターンがHighエントリーの基本パターンの1つになることは、理解できると思います。
強い相場についていく順張りのHighエントリーのパターンとして活用します。
三兵の下げのパターン：黒三兵
相場の天井圏（高値圏）で、3つの連続した陰線が出るパターンを黒三兵（くろさんぺい）といいます。
基本的に陽線は、黒でチャートに記入することからこの名前になっています。
黒を烏(カラス)に例えて、「三羽烏（さんばがらす）」と呼ばれることもあります。
天井圏からの下落を示唆する不吉なパターンを三羽の烏(カラス)に例えた名前です。
江戸時代の米相場が激しく動いていたことを示唆する江戸時代ならではのネーミングセンスですね！
弱い相場についていく順張りのLowエントリーのパターンで活用します。
三兵は三本のヒゲに注意！
- 「赤三兵」の3本目のローソク足の上ヒゲ （上昇力の鈍りを示唆）
- 「三羽烏」の3本目のローソク足の下ヒゲ （下落力の鈍りを示唆）
売りの強い抵抗を示唆する長い上ヒゲが、2本目と3本目の陽線についていると、「赤三兵の買いパターンが失敗する可能性もある」というサインになります。
このパターンを「赤三兵の先詰まり（あかさんぺいのさきづまり）」といいます。
反対に、買いの強い抵抗を示唆する長い下ヒゲが、2本目と3本目の陽線についていると、「黒三兵の売りパターンが失敗する可能性もある」というサインになります。
このパターンを「黒三兵の先詰まり（くろさんぺいのさきづまり）」といいます。
これらは、三兵のパターンの逆方向に動く可能性が高いので、バイナリーオプションでエントリーするときには注意が必要です。
酒田五法の5つのチャートパターン⑤：三法（さんぽう）
酒田五法5つのチャートパターンの5つ目は、「三法（さんぽう）」です。
相場は、「売り」「買い」「休み」といった３つのパターンを持っており、動かない相場では休んで、相場が動き出したら、取引を始めるという分析方法を三法といいます。
酒田五法では、三法の中の「休み」のパターンを、売りや買いと同じくらい重要視されています。
三法は、レンジ相場では取引を休み、相場がレンジから離れて動き出したら、動いた方向に仕掛けるという、レンジブレイクを狙った順張りのパターン分析になります。
三法の「休み」から分かることは、レンジ相場という概念が、江戸時代からあったということです。
三法の上げのパターン：上げ三法
レンジ相場では取引を休み、相場がレンジ相場の高値を確実に上へ抜けたら、バイナリーオプションでHighエントリーで仕掛けるというパターンになります。
これを上げ三法（あげさんぽう）といいます。
三法の下げのパターン：下げ三法
レンジ相場では取引を休み、相場がレンジ相場の安値を確実に下へ抜けたら、Lowエントリーで仕掛けるというパターンというパターンになります。
このパターンを下げ三法（さげさんぽう）といいます。
酒田五法をバイナリーオプションで活用うするときの注意点
酒田五法をバイナリーオプションで使う際に、注意する点は2つあります。
- 他の酒田五法のパターンと区別すること
- 酒田五法は高値圏か安値圏に現れるかどうかで値動きが変化する
では、それぞれの注意点について解説していきます！
酒田五法の注意点①：他の酒田五法のパターンと区別すること
酒田五法を使う際の注意点の1つ目は、「他の酒田五法のパターンと区別すること」です。
例えば、三山が現れている相場で、赤三兵もあらわれていたら、本来の三山での値動きのパターンがきかない場合があります。
三山は、これ以上相場が上がらないということから「Lowエントリーのサイン」を示していますが、赤三兵は、「Highエントリーのサイン」です。
つまり、2つの売買サインが重なっている状態なので、相場の予想はしにくくなります。
酒田五法の注意点②：高値圏か安値圏に現れるかどうかで値動きが変化する
酒田五法を使う際の注意点の2つ目は、「高値圏か安値圏に現れるかどうかで値動きが変化する」です。
先ほどの、三山と赤三兵のパターンが重複する場面では売買サインが両方出てしまう場合でご説明しましたが、ある場所ではHighエントリーのサインだったのが、ある場所にあられた場合はLowエントリーのサインになってしまうというものです。
しっかりと、高値圏で出た場合に効果を発揮するパターンと、安値圏で出た場合に効果を発揮するパターンについて理解して、その時の相場に合わせて予測することが重要です。
酒田五法を使って相場を分析しよう！
今回はバイナリーオプションの酒田五法についてご説明しました！
酒田五法のそれぞれのパターンをまとめますと下記になります。
- 三山：Highエントリー
- 三川：Lowエントリー
- 三空踏み上げ：Lowエントリー
- 三空叩き込み：Highエントリー
- 赤三兵：Highエントリー
- 黒三兵：Lowエントリー
- 上げ三法：Highエントリー
- 下げ三法：Lowエントリー
それぞれの酒田五法のパターンが、「高値圏で出たのか」「安値圏で出たのか」を理解することで、酒田五法のパターンが重複したときに対応ができます！
しっかりと、今回紹介した酒田五法の5つのパターンを覚え、高値圏で効果を発揮するものと安値圏で効果を発揮するものについて理解しておきましょう！
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